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遮像レースとは?
レースカーテンにはいくつかの役割があります。外から中を見えにくくする効果や、紫外線による室内の日焼けを防ぐ、寒々とした窓枠フレームを覆い、柔らかな雰囲気を演出する…等々。最近では、テレビなどでも紹介され、特に震災後のエコブーム以降は急速に売り上げを伸ばし続けているレースとして、遮像・遮熱のレースがあります。以前は、無機質な感じの無地が主流でしたが、最近では、ストライプ、ボーダー、プリントが施されたものなど、いろいろな種類のものが発売されています。
さて、そんな遮像レースですが、やはり「買い」なのでしょうか?実際に、納品したお客様の声も含め、遮像レースの長所・短所をご紹介します。
まず、遮像レースを探していらっしゃる方で、「遮光のレース」または「電気をつけても見えにくくいミラーレース」と形容される方がいらっしゃいますが、正しくは「遮像(しゃぞう)レース」であり、遮像はミラーレースとも異なりますので、ご注意ください。
遮像レースは、昼夜を問わず、室内の照明をつけても外から見えにくいレースカーテンになります。人通りの多い箇所や建物の1階に住んでいて、外からの視線が気になるという方におすすめです。ただし、外から見えにくい半面、室内からも外が見えにくいというデメリットもあります。レースカーテンなので、閉めることによって部屋が暗くなることはありませんが、外が見えにくくなるので、閉そく感を感じるという方もいらっしゃいます。
以前、お客様で実際につけてみたら、思っていた以上に外が見えないという理由で、通常のボイルレースに買い替えた方もいらっしゃいました。
外の景色を楽しみたい、開放的な部屋にしたいと言う場合は、遮像以外のレースを選ばれた方が良いかもしれません。
先ほどから出てきているミラーレースとは何が違うのでしょうか?基本的にミラーレースはブライト糸と呼ばれる光沢のある糸をカーテンの裏側に来るように加工し、日中、太陽の光を反射させて中を見えにくくする効果があるものです。光を反射させて見えにくくするので、曇りの日や夕方・朝方など、内側から電気をつけると外から中が見えてしまうという特徴があります。
光を反射・屈折させることで、表面に鏡のようなミラー効果を持たせて可視光線を跳ね返して見えにくくしているのです。また、ミラーレースは光を反射させるので、比較的紫外線のカット率が高いものが多いのが特徴で、同時に遮熱性にも効果があります。
一方で、遮像のレースも当然ながら、UVカット率が高いものが多く、また遮熱にも効果があるものがほとんどです。
以前はミラーは電気を付けると、外から見えてしまうものでしたが、最近では、ミラーでも織密度を高めることにより、遮像の効果を強めているものもあります。そのため、単純にミラーかどうかを判断するには裏面がキラキラとしているものがミラーレースと考えればわかりやすいでしょう。
透け加減は、生地ごとに異なりますので。実際に実物を確認しながら選ばれた方が間違えはないでしょう。
上記でも触れましたが、ミラーレースも遮像レースもそれぞれ、紫外線のカット率は高いものが多く、遮熱効果も期待できるので、エアコンの効きも良くなり、エコなカーテンに位置付けられます。