リネンと戦争との関係
あまり、政治的なこと、戦争や宗教について触れるのは、お店のブログでは控えていた方が…とも思ったのですが、こういった側面もあるということ、リネンをお考えの方の一助となればということで記載しておきます。
先日、と言っても一昨日ですね、法人営業部のブログにリネンについての紹介がありました。
私も読んでいて、ふと思ったのです。ん?リネンの原材料って…
カーテン・アイでもリネンのカーテンは扱っておりますが、GARDINERというカーテン・アイの系列店(楽天、yahoo、 自社サイトにて展開中)ではリネンに関する雑貨も取り扱っています。キッチンクロスやエプロン、エコバッグ、クッションカバーなどリトアニアのリネン製の商品がよく売れています。
リネンの原材料は「亜麻」。欧州を中心に栽培され、世界出荷量はフランス、ベルギーが1、2位、そして次にベラルーシ、ロシアと続きます。
ちなみに、ウクライナは15位だそうです。
ご存知のように2月末にロシアの侵攻が始まってから、2ヶ月近く経ち、リネンは大丈夫なのだろうかと…
先日、リネンを扱っている会社の方と話をする機会がありました。今まではコストを抑えるために東欧・ロシアからシベリア鉄道で極東まで運び、極東から日本というルートで運んでいたが、そのルートが使えなくなり、当面、つかえそうもない。
空輸するにしても、ロシア上空は飛べないので、冷戦時のようにアンカレッジ経由を余儀なくされることもある…原油高だけでなく、遠回りも余儀なくされ、しかも原材料が獲れる地域も不安定…
今現在は在庫分もあるし、なんとかなるが、これからどうなるのか心配だ…とのことでした。
先日のブログにもありましたが、リネンは繊維の中で最強と言っても良いくらい繊維としては魅力があり、SDG'S的にも最適です。特に、これから夏に向けて、水分の吸収率が高いリネンは需要が増してきます。
世界情勢を含め、今後、リネンマーケットがどうなるのか、私も心配ではありますが、今現在、リネンの購入を検討されている方は早め早めに判断された方が良いかと思います。
リネン出荷量は一時的にではあれ、確実に減ります。原油高はロシアの情勢を踏まえると、当面は上がりそうです。そして、搬送手段も遠回りを余儀なくされています、そして輸入する以上、円安の影響も…そうです。当面はリネンの価値、価格が下がる要素がありません。むしろ上がるしかないとすら、個人的に思えてなりません。
決して、急かしているつもりはありませんが、リネンを検討されている方は、このような実情が戦争の影響としてあることをお伝えしたく、記載させていただきました。
固く、重いお話で失礼しました。
2022年4月24日
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